プロジェクトストーリー

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コンシューマー事業

東海道新幹線と
異業種ブランドの協業による
新しいBtoCビジネスを創出

「当社のEC事業をテイクオフさせたい。培った小売の経験を貸してくれないか」。前職時代から知り合いだった当社管理職(当時)から声をかけてもらい、この事業に参画することになりました。当社独自のEC(BtoC事業)を展開する。JR東海ならではの素材である、東海道新幹線の引退車両のボディ(アルミ)や窓枠(ポリカーボネート)、座席のもたれカバー、未だ使用されていない東海道新幹線の座席シートを使って良い商品ができないか、挑戦の日々が始まりました。

この事業を牽引するのは、アパレル業界で培った発想力と人脈を武器に新境地を切り拓くО課長。異業種の優良企業とのコラボによる斬新な商品開発とECサイトのみならず実店舗販売への販路拡大を展開し、SDGsも考慮しながらJR東海グループの商社が個人のお客様に新たな価値をお届けしています。

BtoC事業 開始

2023年4月に当社に転職、JR東海グループの商社がいかにEC事業を展開していくのか起案し、実践するのが私のミッションでした。他社のサイトとの差別化、商品開発でいかにJR東海らしさを出すか。新しい同僚との議論のなかで、東海道新幹線の部材を使って独自の商品開発ができないか、アパレル業界の30年間の経験と人脈をフルに活用しての戦いが始まりました。

未知への挑戦 一流ブランドとのコラボ

東海道新幹線の車両に使用されている素材をいかに商品に昇華させるのか。私の答えは、まったく異なる分野のブランドと掛け合わせ、その意外性を追求することでした。まずはゴルフブランド「DECEMBERMAY」とのタイアップ。東海道新幹線最新車両N700Sの普通車座席のモケット(生地)を使用してゴルフクラブのヘッドカバーを開発しました。明るい青の映えるデザインの耐久性に優れた良質な商品ができあがりました。私たちの挑戦の第一歩、少し形が見えてきました。

次なる挑戦は日本のバッグブランド「PELLE MORBIDA」とのコラボ。N700Sのグリーン車座席のモケットを使用してバッグやポーチを開発しました。バッグには東海道新幹線の再生アルミを使用したオリジナルのタグもつけることで、バッグがあたかも"小さな東海道新幹線"と思っていただけるような商品に仕上げました。一般的に鉄道素材の商品を購入されるお客様は鉄道がお好きな方が中心ですが、この商品は「PELLE MORBIDA」のブランド力とデザイン性により、鉄道を意識されないお客様にも支持をいただきました。

さらにSDGsも意識した取組として、東海道新幹線の引退車両のボディから製造した再生アルミを使って、人気のパティスリー「シェ・シバタ」とコラボして、スプーンを開発しました。またドイツのテディベアブランド「Steiff」とも交渉し、アップサイクルの座席シート生地を使用したラゲッジタグのコラボが実現しました。JR東海グループらしい、各分野の一流のブランドとのコラボによる上質さのある、かつSDGsも意識した商品ができあがったのです。

さらなる挑戦 販路拡大へ

ECのサイト名を2024年4月から"BLUE LINES EX"にリニューアルし「LIFESTYLE」×「PREMIUM」×「TRAVEL」というコンセプトをより明確にした商品構成とし、既にご紹介してきた商品もこのサイトで販売しました。世の中にはECサイトは星の数ほど存在しており、かつ巨大なサイトも複数あることから、その中での当社の販路拡大や鉄道を普段意識しないライト層への認知度の向上が大きな課題でした。

そこで当社の商品をリアル店舗でも販売することとし、「ハンズ」「書泉」「リニア・鉄道館」「京都鉄道博物館」「ビックカメラ」「ファミリーマート」といった集客力のある販売チャネルとも交渉して、当社商品の店頭販売を実現しました。結果として、この2年でこうした販売チャネルでの売上額がECの約2倍となり、この事業の採算性確保のメドがたってきました。

今後に向けて

事業が軌道に乗り、認知されてくると、他社からお声かけも増えてきて一層忙しくなってきました。最近ではメ~テレ(名古屋テレビ放送)のキャラクターである「ウルフィ」と、JR東海グループ企業が手掛ける人気スイーツ「ぴよりん」をコラボさせたぬいぐるみをイベントで販売し、2日で1,200個以上売り上げました。今後も人と人とのつながりを大切にしながら、走り続けていきたいと思っています。

プロジェクトメンバー

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O.H

アパレル関連会社に約30年間勤務したのち、2023年入社。
流通営業部企画課にて、BtoC事業の商品開発を牽引している。

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